音葉「こちらがハイランダーずんいちという楽器ですね」
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23: ◆6QdCQg5S.DlH[saga sage]
2017/11/15(水) 22:32:12.59 ID:OKsO9+2L0
音葉「レプリカ……」

ケイト「本物は、今は国の宝物庫にしまわれていマス」

有香「なんでそんなところに……」

ケイト「ずんいちは国の英雄デスカラネ」

有香「えぇ……」

ケイト「死ぬときまでただ一人を愛し続けたコト……」

ケイト「そして、愛に境は無いというコトをその身を持って証明したコト……」

ケイト「その気高き精神に、私達は憧れたのデス」

ゆかり「愛に境が無いこと……とは?」

ケイト「……ずんいちは当時18歳デシタ」

ケイト「そして、ジョセフィーヌは94歳だったのデス」

ゆかり「わぁ……すごい年の差恋愛だったのですね……」

ケイト「ハイ」

ケイト「……っと、そんなこともあって、みんな国から出したくないみたいデ……」

ケイト「それに、そもそもずんいちは一人しかいませんカラ」

ケイト「ハイランダーずんいちも一つしかないんデス」

音葉「……なるほど……そういうことでしたか」

ケイト「デモ、みんなずんいちは欲しがりますカラ……レプリカを作ったのデス」

音葉「それがこれ……ということですね」

ケイト「そのとおりデス」

ケイト「……音も再現できなくって、仕方なくこの笑い声になったみたいデスネ」

音葉「……そんな経緯があったのですね」

音葉「……一度、本物の音を聞いて見たいのですが……」

ケイト「ンー……すぐにはムリかもデスケド……」

ケイト「デモ、年に一回宝物庫から出されて、みんなでずんいちの音を聞く祭りがありますカラ」

ケイト「その時に聞けるかもデスネ」

音葉「あら……」

音葉「……いつごろに行われるか教えてもらっても?」

ケイト「決まっていつというのは無いノデ、なんとも言えないデスネ……」

ケイト「デモ、近くなればみんなに知らされますカラ、その時に教えマスネ♪」

音葉「まあ……ありがとうございます……!」


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