7:名無しNIPPER[sage]
2017/11/14(火) 01:30:31.52 ID:MM0XByh4o
☆
「あはは、泉たちはずいぶんと楽しそうなことをしていたんだな」
事務所から現場へと向かう車中で、なんとなく今日のことを喋ってみると、プロデューサーはおかしそうに笑った。
楽しそうか。確かに、と泉は思う。少しあたふたしてしまったところもあったけれど、あの時間はけっして不快なものではなくて、楽しいものだった。
「ん、まあ楽しかったよ。さくらはだんだんなんで怒ってたのか忘れてるし、ありすちゃんは我に帰って真っ赤になるし、少し面白かったかも」
「年下に懐かれてあたふたしている泉を見たかったよ」
「なにそれ、趣味が悪いよ」
「だってさ、普段クールな泉の慌てている姿なんて珍しいじゃないか」
「やっぱりプロデューサーって変態」
「変態って、ひどいな。色々な姿の泉を見たいと思うのは普通のことだよ」
「からかわないでよ、もう……」
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