46:名無しNIPPER[saga]
2017/11/13(月) 20:03:39.31 ID:AW4FyFFm0
――あたりに静寂が戻ってきた。
倉庫中を飛び回っていた埃が落ちていき、視界が徐々に開けていく。
俺と有香は、天に手を突きだしたまま静止していた。
一度互いに目を合わせ、再び天に目を戻す。
有香は笑顔だった。きっと俺も同じ顔をしているのだろう。
月明かりの光柱が二人を照らし出す。俺たちはこれからも同じ空を見続ける。
二匹の龍ではなく、ただのプロデューサーとアイドルとして。
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