15:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:28:28.32 ID:PAb0ZZtSo
「ちなみに、なんだが」
それは意を決したような言葉だった。
重厚な、勇気を絞り出すような。
「響子の目から見て俺はどう見える?」
―――なんだ、そんなことですか。
そんなことは分かりきっている。
身長が高い訳でもなく、体型だって特筆する点はない。
顔だって特別醜い訳でもなければ整っている訳でもない。
だけれど、私は不思議なことに、生まれてきてからずっとあなたに恋しているから。
それがオカルトでもファンタジーでもどうでもよくて。
答えなんて決まりきっていた。
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