2:名無しNIPPER[sage]
2017/11/10(金) 01:00:53.89 ID:cJDf0ENL0
---あなたは本当にお馬鹿さん。
あれはあなたが担当になってから一ヶ月くらい経った時だったかしら。
キスをねだったの。もちろん冗談で、よ。
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パソコンとにらめっこしながらカタカタとキーボードを打ち付けるあなたに、私は後ろからそっと近づいたの。
速水奏(以下奏)「ねぇ、プロデューサーさん。私にキスをしてくれないかしら」
私が突拍子もなくそんなことを言うもんだから、とっても戸惑っていたわね。
モバP(以下P)「は?キ、キス?」
奏「そう、とろけるほどに情熱的な…」
P「わかったわかった。仕事片付いてからな。」
私がいいかけた言葉を遮るように貴方はそう言ったわ。
奏「うふふ、楽しみにしてるわね。」
それまでもあなたをからかうような冗談を言っていたから、この時は適当にあしらわれただけだと思っていたわ。
その後は、仕事が終わったら家まで送ってくれると言っていたから、事務所で雑誌を読みながら待っていたの。
「ふぅ」、とプロデューサーの吐息が聞こえた。
仕事が片付いて一息ついたんでしょうね。
私はお茶でも出そうとソファを立ち上がったの。
するとデスクの方からあなたがこちらに向かって歩いてきた。
奏「あら?どうしたの?キスしたくなっちゃっ…」
私がまたからかおうという言葉を言い終わる前に、あなたは私の頭の後ろに手を回して、グッと自分の方に抱きよせたの。
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