一ノ瀬志希「キミが死んだら、その死体はあたしが欲しいな」
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71: ◆G4Z1KppkgXoT
2017/12/04(月) 20:59:38.20 ID:uG66s8AfO
【20】


志希「もうっ!ホントに死んじゃうようなこと言わないでよっ!!」


「死ぬんだよ俺は!!!」


志希「…………ッ!」ビクッ

「なぁ、志希。ここいらで終わりにしよう、俺たち…」

志希「……」

「最近では俺が力貸すどころか、お前に助けられてばかりだ」

「お前はアイドルだろう?何で俺の通院手伝うために仕事減らしてるんだよ…」

「今のうちに他のプロデューサーの下につけ。話は通してあるから、大丈夫だ」

「さっきは大声出して悪かったな。すまん」

「最後に良いものを見せてもらったよ…ありがとう、志希」

「それに、家であれこれ家事してくれたことも。お前そういうの苦手だろうに」

「通院の介助も、さっきはああ言ったが本当に助かったんだ。ありがとう」

「俺たちは、出会いはどうあれ、助け助けられた関係になったけど。志希は俺の『死』にまで付き合うことはないんだ…」

「どうか、俺の育てた最高のアイドルとして……新しいプロデューサーと共に歩んでいって欲しい」

「俺の、死を前にした俺の最期のお願いだ…」


「自分の人生を、生きてくれ……」










志希「キミが死んだら、その死体はあたしが欲しいな」


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