46:名無しNIPPER[saga sage]
2017/11/09(木) 13:38:34.99 ID:/E20kLoAo
実際、彼女の心配は杞憂に終わった。
パートごとの練習中、ピアノの陰からこっそり覗くと、なんてことはない。
しゃちほこばった感じはしたけれど、きちんとクラスメイトをまとめていた。
頭のいい子なのだな、と改めて思う。
ありすの長かった小学校生活も残すところあとわずか、いまのまま終えてしまうのはあまりにもったいない。
最後に、みんなと関わる機会を作ってあげたかった。
わざとらしいかなと、自分のおせっかいを気恥ずかしくも思った。
けれども――、善良なおせっかい焼きでなければ、とても教師など務まらないのだ。
言い訳がましいだろうか。
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