34:名無しNIPPER[saga sage]
2017/11/09(木) 13:24:39.04 ID:/E20kLoAo
「橘さん」と、私は彼女の言葉を遮った。
「オーディションが急に決まって、しんどいよね」
「いえ、……あの、私が言い出したことなので」
「それでも、やっぱりプレッシャーあると思うんだ。自分が気づかないところでも」
「その、……たしかに、緊張はすこししてるんです」
「橘さんの立場からすると、やっぱりお母さんはちょっとせっかちだよね。
……でも、橘さんの夢を叶えてあげたいって、応援したいって思ってるんだよ」
私がそう言うと、ありすはちょっと顔を赤くした。
「そうですよね、……私、頑張りますから」
私はその言葉を聞いて、ホッと胸をなでおろした。
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