38:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 13:31:40.67 ID:5md5v0n+O
先輩「赤点ギリギリだけどよ、でもお前がそれでいいっていうならいいんじゃねえの、どうせ俺たちに何言われても変えようって言うやつじゃねえし」
先輩「お前がそう決めたんだろ、だったらそれでいいんじゃねえのか」
院長「…」
先輩「お前が人生を全うして、あの子にあった時、お前がぶん殴られる回数を少しだけでも減らす、それでいいんじゃねえのか」
院長「…命は重いね、とても重い」
院長「僕達の手は、人を救う手じゃない、命の終を遅らせる手だ」
院長「幸せを与える手ではない、患者の体をいじくって、生きながらえさせる手だ」
院長「それが正しくても間違っていても、それを望む人たちがいる限り、私たちはそれ相応の技術を身につけて全力で挑まないといけないね」
院長「医療は難しい、何十年と続けて来ても何かが常に欠ける、志、技術、知識、或いは心」
院長「全てを失わずに、全うするという覚悟が出来たかい?」
男「…はい」
院長「うん、とてもいい返事だ、これなら大丈夫だろうね」
先輩「なんスか?らしくないですよ、まるで死ぬみてーに」
院長「…」
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