三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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27: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/11/13(月) 18:28:31.20 ID:+NMp4x7MO


「私がいるのに、そんな何処の誰が出てるか分からない偽物の作品を借りるなんて……産地偽装です……」

「言葉もございません……プロデューサーとして、信頼を失うような行動をしてしまった事は自覚してます……」

「いえ、プロデューサーである前に一人の男性ですから……そうではなくて、私がいるのに……」

「え、頼めば24時間スッポコ新妻ダンシング肉じゃがプロレスしてくれましたか?」

「御奉仕が何なのか、私にはわかりません……!」

 とても哀しそうな顔をさせてしまった。
 俺だってそんなプロレスあるのか突っ込んでしまったが、やはり三船さんも同じ反応らしい。
 ……いや、今はそんな事どうでも良い。
 誠心誠意謝らないと。

「二度と、こう言うものは借りないと誓います」

「……本棚の裏の、出版日順に並んだ雑誌も……」

「はい、捨てます」

「パソコンのフォルダ『事務用写真集4545枚』の画像や動画も……」

「はい、削除します」

 何で知ってるのか気になるが、今は言い返せそうにない。
 捨てよう、消そう、三船さんを悲しませてしまう。

「……今回に限り、多目にみます……」

「ありがとうございます。さ、お昼に行きませんか?」

 ……よし、なんとか持ち直せた様だ。
 あとはこのまま映画を借りて、楽しく食事しているうちに雰囲気も完治するだろう。

「これ、1週間でお願いします」

「はーい。以上でよろしいでしょうか?」

 よろしいから、さっさと済ませてくれ。
 お前、俺が借りてくと思って三船さん似の女性がパッケージに写ってる新作をレジに用意してるんじゃないよほんと。
 これじゃあ毎度毎度俺が三船さん似のアダルティなビデオを借りてるみたいじゃないか。
 三船さんに少し後ろで待ってて貰って良かった。



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