三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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◆TDuorh6/aM
[saga]
2017/11/13(月) 18:27:15.03 ID:+NMp4x7MO
「……アダルトコーナーは、寄らなくて大丈夫なんですか……?」
店内に氷河期が訪れる。
背筋が凍る、と言う現象は本当に起きるらしい。
身体どころか口も頭も動かず、俺は完全に静止してしまった。
「……い、いやぁだなぁ!え?あ、アダルトコーナー?ははっ、そんなコーナーこの店にあるんですか?知らなかったなぁ!」
三船さんが何を言っているのか分からない。
三船さんがそんな事を言う筈がない。
あれか?アニマルコーナーの間違えてしまったのだろうか。
だとしたら仕方ない、うっかりさんだなぁ三船さんは。
「……激似、3◯6プロアイドル新妻御奉仕特集24時」
俺の手を握る三船さんの手が、面白いくらい力強い。
あと俺の手が多分汗塗れになってるだろう。
三船さんに申し訳ないし一度手を離そうとしたが、ダメだった。
彼女の細い身体と腕のどこからこんな力が出ているのだろう。
「あぁぁあ!なんか聞いた事あるタイトルだなぁ!そうだ、前回借りた時中身が入れ替わってて気付かず借りちゃったんです!」
「……私にソックリな女性との……その、最後のシーンまで再生していて、ですか……?」
「本当に申し訳ございません」
ここが自宅だったら土下座を極めていた。
いやその、気になっちゃうじゃないですか。
激似とか言われてたら。
はい、ごめんなさい。
「……はぁ……」
三船さんに呆れられてしまった。
ジト目が心に刺さって激痛が走る。
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