安価とコンマにより作った世界で主人公の目的を達成する
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227: ◆0bzpZNZrOVOY[saga]
2017/11/15(水) 21:03:26.57 ID:P5ZB5ZQlO
【大陸暦2237年11月11日:グレスバルト帝国】

【グレスバルト城:奴隷達の牢屋(半地下)】

※パレードまで後3日


メイド「で? そんな事聞くためにアタシを呼んだの?」

ジャック「いやぁ、まさか本当に来てくれるとは」

俺は目の前の人族に向かって笑いかける。残念ながらメイドちゃんは笑い返してくれないけど。

メイド「奴隷の女の子にアンタが死にかけてるって言われたから急いて来たのに……!」

ジャック「ごめんごめん。俺のご主人、今忙しくて俺の事呼ばないからさ、メイドちゃんに会う機会が無くて」

昨日のゲルドちゃんの提案。メイドちゃんに人族の協力者を探してもらうというもの。

メイドちゃんに話を聞かなきゃ始まらないけど、そのチャンスが無かったから、自由に動けるエルフ族の子に嘘言って来てもらったんだよねー。

ジャック(……初めて御主人様≠ノ呼ばれたいって思ったなぁ)

メイド「はぁ……アンタ、脱出しようとしてんの? アタシを巻き込まないでよ?」

ジャック「分かってるって。教えてくれるだけでいいからさ」

ジャック「エルフ族の大脱走に協力してくれそうな人族はいないか……ってね」

メイド「そんな頭悪いヤツほとんどいないよ……」

ジャック「ほとんどって事は……ゼロじゃないんだ」

メイド「……まぁね。アタシが言ったって言うなよ?」

ジャック「言わないよ。バレたら言う暇も無く殺されるだろうし」

メイド「…………はぁ」

メイド「じゃ、教えるけど。一回しか言わないからね」

ジャック「助かるよ」

ジャック「…………」チラッ

……隣の牢屋は空。ゲルドちゃんは、さっきゼルディア皇太子に呼ばれた。

ジャック(……無事であってほしいなー)


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