363:名無しNIPPER[sage saga]
2018/04/21(土) 23:17:28.19 ID:aP2GD9YT0
彼女が今いるのは近所の空き地。
そこに長らく放置されている土管の上に、猫が数匹ほど座っている。
人慣れしているのか逃げる様子も特に無い。
その中心にいる三毛猫の首には鈴が付いていた。飼い猫だろうか。
くしくしと手で顔を掻いたり、大きい欠伸をしていた。
ふとサンディの方を見てみる。
顔でも痒いのだろうか。右手の甲で何度か頬をさするような仕草をしていた。
もう少しだけ注視してみる。
サンディは一生懸命に猫を見ながら口を大きく開けた。
くあぁぁ、と欠伸をするような吐息を漏らすが、顔は真剣そのもの。
これはまさか……猫の真似をしているのだろうか。
更にもう少し観察を続けてみる。
猫が伸びをする姿勢をすると、彼女もまた同じポージングをしていた。
うむ、確定だ。猫の素振りを真似ているぞこの子。
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