272:名無しNIPPER[saga]
2017/12/14(木) 01:14:27.34 ID:DwkAWVf50
もはやコーヒーから醸し出されていた湯気すらも飲み切っているような気がする。
ここは正直に言ってしまうか。
「マスター、申し訳ない。財布を忘れたから今回だけツケといてもらえないかな」
「はぁ? 仕方ねぇ奴だな、この赤貧ポンコツ探偵は」
頭をがしがし搔きながらも、マスターは了承してくれた。
有難い。なので言葉の後半部分は聞かなかった事にしよう。ハートには効いているが。
「支払いはトサンで待ってやる」
「十日で三割は暴利すぎるよマスター」
「馬鹿言うんじゃねぇ、十秒三倍だ」
「馬鹿言うんじゃないよ、ゲイツですら破産するわ」
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