204:名無しNIPPER[saga]
2017/11/25(土) 12:04:36.09 ID:KdyHe2Zm0
わたしが生きていた轍には、吹きさらしの傷口が無数にある。
冷たい風を浴びるとじくじく疼くから、同じ痛みを持つ者同士で寄り添いあい
温め合ってそれを誤魔化すしかなかった。
ヤマアラシのように体に針がなくて良かったと思う。
もしそうだったら、私たちは血塗れで抱きしめ合う事になっていただろうから。
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