124:名無しNIPPER[saga]
2017/11/14(火) 08:20:17.28 ID:OiSFZpw30
「おいおい、急に笑うなんてどうしたのさ?」
「だ、だってお兄さん……ケーキ、取りすぎ……ふふ、うふふ……!」
「そ、そうかな? 甘党だったらこれくらい普通じゃないかな?」
お兄さんは困ったように頬を軽く掻いている。
本人が食べられるといってる分には問題ないのだろう。
「サンディ、君も気にしないで好きなだけ取ればいいよ」
「はい、お兄さん。いっぱいとって来ますね!」
「よしよし。じゃあ、先に席を確保しておくから、ゆっくり選んできてね」
「あ、ありがとうございます!」
お兄さんは手をひらひらと振って、そのまま飲み物コーナーに向かっていった。
私は軽く頭を下げる。そして、目の前に沢山ある宝石箱へ向かい合った。
軽くほっぺを摘まんでみると、ちゃんと痛かった。
夢じゃない。 嘘みたいだが、夢じゃない。
私もお兄さんを見習って、いっぱい、いっぱい、食べてみよう。
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