164:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/17(金) 16:24:56.40 ID:l+ivFJemO
美希「律子…さん、ごめんなさいなの。ミキを庇ったせいで……」
律子「バカね、そんなこと気にしなくていいのよ」
律子「……この世界へ来て最初の頃に、色々な人を傷つけてしまった反動かしらね」
美希「えっ……?」
律子「今は、誰かを守りたいっていう思いが湧き上がってくるの」
美希「でも、律子…さんが死んじゃったら、ミキどうしたら……!」
律子「死ぬって、美希……」
律子「…………あー、もしかしてそういうこと?」
美希「え……?」
律子「おかしいと思ったのよね」
律子「プロデューサーも見てるっていうのに全然目立とうとしないし、美希、あなたこの戦いの最中ほぼずっと裏方に回ってたじゃない?」
律子「何か気になってることでもあるのかなって思ってたけど……」
律子「もしかして、この戦いで誰かが死んでしまうことを気にかけてたの?」
美希「それは……」
美希「………」
律子「大丈夫よ。そんな事態は起こらないように細心の注意を払うつもりだから」ギュッ
美希「律子……」
律子「それに、もし最悪死んでしまったとしても、ここがゲームの世界ならたぶんあるはずなのよ」
美希「あるはずって、何が?」
律子「…………蘇生魔法」
美希「!」
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