95: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/12/05(火) 17:02:52.59 ID:Pdh78Mjj0
王「まったく余計なことをしてくれたものだな、せっかく大臣に嘯いたものを台無しにしおって」
ため息をひとつ吐き出した王は、姿勢を改め近衛兵長へと向き直った
その顔は真剣そのものであり、近衛兵長も釣られて姿勢を正す
王「・・・儂はな、もうそろそろ王を退きたかったのだよ」
近衛兵長「だったら退けばいい、穏便に退位を申し出ればよかったじゃないか」
王「ふふっ、どうせ退くのなら派手にやりたいと思ってな」
近衛兵長「くそったれ・・・せめてあの時、30年前に奴が死んだ時に証拠を全て燃やしてしまえばよかったものを」
近衛兵長「お前が部屋の鍵を無くしてさえいなければ・・・」
自身の言葉に違和感を覚えたのか、近衛兵長は言葉に詰まる
近衛兵長「いや違う・・・そうじゃない。この危機を作り出したのは、お前自身・・・」
近衛兵長「・・・今のこの状況に至るために・・・お前、もしかして故意に証拠を残したのか?」
王「ま、その通りじゃ。鍵も実は無くしてはおらん、とある場所に隠しておいた」
王「いつか、儂達のやらかしたことが露見することを期待してな」
打って変わって、にこやかな笑顔を見せた王に
近衛兵長は呆れながらも、怒る気にはなれなかった
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