盗賊「勇者様!もう勘弁なりません!」
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60: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/11/19(日) 07:58:30.40 ID:A5nbTyvS0


――――――


大臣「遊び人か・・・どう思う、盗賊よ」


盗賊「申し訳ありません。探ってみましたが、彼女に関する情報は一切出てきませんでした」


盗賊「少なくとも、ここ10年は王都付近に住んでいたとは思えません」


大臣「そうであるか、だが・・・私は彼女に会ったことがあるような気がするのだ」


大臣は、記憶を探るように頭を掻いた
会ったことがあるなら思い出せ。盗賊は強く念じるが
その思いは届かなかった


大臣「いや、忘れてくれ」


大臣「王の友人の娘とは言っていたが、王の間者と見るのが筋であろうな」


盗賊「ではどうして、彼女が勇者補助係に加わることをお許しになったのですか?」


大臣「断っても、王が捻じ込んだであろうよ」


大臣「なれば、無理をする必要はない。いまはまだ、陛下との対立が表面化するのは避けたいのだ」


盗賊「大臣は・・・陛下をどうされるおつもりなのですか?」


大臣の鋭い眼差しが、盗賊に突き刺さる


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