盗賊「勇者様!もう勘弁なりません!」
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52: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/11/19(日) 07:54:45.52 ID:A5nbTyvS0


――――――


ギィ、、、バタンと扉が大きな音を立てて閉まる
騎士と賢者の2人は、その音に正気を取り戻した


騎士「はっ!・・・いやあ、すまなかったね。まさか新人が、君のように可愛い女の子だとは思っていなかったものだからさ」


賢者「つ、ついつい驚いちゃいましたよ。いやあ、まいったなあ」


商人「」


遊び人「あらあら、見かけほどは若くはありませんわよ?」


ウフフと笑いかけながら、少女は商人へと近づき
大きく振りかぶって、商人の背中を平手で叩いた


遊び人「先輩!起きてくださいまし!今は、業務時間内ですよ!」


商人「はっ!・・・おっと、これは新人の前でダラシナイところを見せちゃったなあ、はっはっは」


正気を取り戻したものの、商人の目に生気は宿っていない
期待した新人が遊び人と知れた今、それも致し方のないことであった


騎士「じ、じゃあ、新人教育は賢者くんに任せようかな」


賢者「よおし!お兄ちゃんがビシビシ鍛えるからね!」


取り繕った二人の言葉に、遊び人は大きな大きなため息をついた


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