34: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/11/08(水) 22:50:34.07 ID:1/6b/enLo
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王「そうか勇者が・・・」
王「まあ奴には奴なりの正義があるのだろう、致し方ないことだ」
盗賊の報告に、王は意外なほど冷静であった
大臣「勇者一行は、魔王軍の協力を得、王都に戻ってくるでしょう」
大臣「勇者が戻ってきたら最後、彼はその特権である陛下への奏上を行うことが予想されます」
勇者には、世界を平和へと導く行ううえで様々な特権が与えられている
王への奏上は、その最たるものの一つである
ひとたび、勇者の奏上が始まれば
何人たりとも、それを妨げることができない
この特権は、かつて己が財産を増やすことに邁進し政治を疎かにした王に
時の勇者が、その武力を誇示することなく対話により王を諫め
勇者の言葉に心打たれた王が、改心したことに由来する
大臣「勇者は、魔族の賃金是正を訴えることでしょう」
大臣「もし、奏上の内容が国民にしれれば・・・」
大臣「勇者の名声を鑑みるに、国民が勇者の考えに同調する可能性もございます」
大臣「そうなれば、民によって構成される衆民院の議員共も黙ってはいないでしょう」
王「魔族の賃金是正か・・・そもそもの今回の魔王討伐の発端はこれであったな」
大臣「魔王が悪いのです。もともと、この国の制度に基づいて労働力を提供を申し出たくせに」
大臣「それが、相場より安いと分かった途端。賃金是正の交渉を行うなど、言語道断でございます」
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