190: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/01/09(火) 15:54:30.25 ID:stzXCINl0
勇者が床を踏み抜くほどの力を込めて、一歩を踏み出す
商人「お、おいおいおい、落ち着け落ち着け」
商人「・・・怒り狂うのは、自分の婚約者を見届けてからにしたらどうだ?」
勇者「うが?」
商人「ほら、そこにいるだろうが」
商人が勇者の後方を指さした
勇者は躊躇したものも、動けない商人を一瞥し
油断なく振り返った
遊び人「お初にお目に掛かります勇者様。わたくしが侯爵家娘。貴方のフィアンセですわ」
商人の意図を察した遊び人が
勇者の気を引くべく、勇者にウインクを飛ばす
勇者「」
遊び人「あら、どうなされましたの?」
遊び人が首をかしげる
そのかわいらしい仕草からは、齢50という年齢は感じられず
まるで野に咲く一凛の百合の花のように、白く、澄んだ美しい娘が佇んでいた
勇者「うが・・・」
勇者「・・・」
そのあまりの可愛らしさに
勇者の目じりは下がり、口元もほころぶ
肩の力は抜け、腰も抜けそうになるが、そこは勇者としての意地か
なんとか持ちこたえることができていた
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