104: ◆CItYBDS.l2[saga]
2017/12/05(火) 17:07:05.92 ID:Pdh78Mjj0
「知らない?勉強不足ですね商人先輩」
「でも良かった。これでまた一つお利口になりましたね」
「ええ、それで実は、その奏上を行った日以降」
「先代の勇者様の姿を見たものは、誰一人としていないのです」
「王への無礼を諫められ秘密裏に暗殺されたとか、故郷に帰り隠居したとか」
「噂は様々ですが、真偽はわかりません」
「ま、ありていに言って。私は失恋いたしましたの」
「それからは、また退屈な日々に逆戻り」
「名家の娘と言うこともあって、男どもが群がってきたりもしましたが」
「勇者様以上のお方は居ないと、全てお断りしていました」
「ただ昨年、新たな勇者が魔王を打倒すべく旅立ったと聞いたときは久々に心が躍りましたわ」
「勘違いしてもらっては困りますが、若き勇者に恋心を抱いたわけではありませんわよ」
「新たな勇者が生み出すであろう冒険譚、かつて私を湧き上がらた伝説の続編に期待を膨らましましたの」
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