13:名無しNIPPER
2017/11/05(日) 15:23:52.52 ID:Gd9bkNQm0
ダクネス「けれど…痛みを感じる度に今も時々頭の中にそいつの声が過ってくるんだ」
ダクネス「『大丈夫か?』とか『痛くないか?』とか…」
ダクネス「優しい声でいつも私を癒してくれていた…今でもはっきりと覚えている」
カズマ「……へー」
カズマ「で、その勇者とやらは今どうしてんの?」
ダクネス「死んだ」
カズマ「え」
ダクネス「死んじゃった」
カズマ「あっさり言うなぁ…」
ダクネス「まぁ彼が旅を始めてから3年以上経った後で何も音沙汰が無かったからあまりに期待は抱いてなかったけどな」
ダクネス「告げられた時はかなり落ち込んだぞ?私にとっての生き甲斐が一瞬にして粉々にされたのだからな…」
ダクネス「まぁ何年も会ってなかったから今頃死んでも居ないのと然程変わりはしないし…」
ダクネス「それからだったかな…クルセイダーを目指したのは…」
カズマ「」ポタポタポタポタ
ダクネス「……な、なぁカズマ…何故お前が泣いているんだ?」
カズマ「いや…お、俺も恋愛絡みで嫌な事あってな…うん…お前の気持ちすっげ分かる…!(多分)」
カズマ「お互い、頑張ろうな」ガシッ
ダクネス「あ、ああ…」
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