8:名無しNIPPER
2017/11/04(土) 23:27:06.66 ID:MCSdzxIEO
穂乃果「いやぁ…見捨てられてなくて良かったと思って」
海未「え?」
口をついて出てしまった心の声。
穂乃果(あっ、しまった)
にこ(あんたは何を意味わかんない事言ってんのよ)
また、海未を怒らせてしまう。
海未「ふっ、ふふふふ」
穂乃果(え?)
にこ(え?)
突然、笑い出す海未に穂乃果とにこも驚いた。
海未「そんなの、当たり前じゃないですか」
穂乃果(え?何が?)
海未「私が穂乃果を見捨てる訳ないでしょう?大事に思っているのですから」
穂乃果「海未ちゃん…」
海未「全く。これ以上恥ずかしい事を言わせないで下さい」
穂乃果「う、うん」
海未「分かって頂けたならなによりです」
海未が穂乃果の言葉をどう勘違いして受け取ったかは不明だが何はともあれこの説教タイムが穂乃果にとって最高の形で終わろうとしていた。
穂乃果(なんか分からないけど良かったぁ。説教が終わったし何故か海未ちゃんの本音は聞けたし、ことりちゃんには呆れてなかったし)
海未「さあ、今日はもう…」
凛「もう食べられないにゃ〜。むにゃむにゃ」
その瞬間、場の空気が固まった。
穂乃果(り、凛ちゃん?)
にこ(何を…)
凛「ん〜……ふぁ〜……ん?あれ?ここはどこかにゃ〜?」
やけに静かだとは思っていた。でも、まさか寝ているとは穂乃果も思っていなかった。にこも凛の顔を見て固まっている。
穂乃果「り、凛ちゃん…」
凛「穂乃果ちゃん?あれ?凛、何をしてたんだっけ?」
どうして誰も気がつかなかったのか。気づいていればこっそり起こす事も出来たかもしれない。せっかく、いい雰囲気だったのに。穂乃果は恐る恐る海未の表情を確認する。
穂乃果「う、海未ちゃん?」
海未「………」
怒っている。しかも、とてつもなく。
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