60:名無しNIPPER[saga]
2018/02/19(月) 01:32:03.40 ID:4WbC7vN+0
「はぁ……はぁ……ま、間に合ったか」
最寄りの駅に着くなり、あたしは一人そう呟く。
改札前の広々とした空間、そこで辺りを見回してみるけど、プロデューサーさんの姿は見当たらない。
ここまでの道中でも出会っていない事から、まだ戻ってきてはいないのだろう。
出遅れはしたものの、何とかプロデューサーさんが帰ってくる前に駅へ辿り着く事ができた。
「しかし、あれだよな。これで入れ違いとか擦れ違ってたりなんてしてたら、洒落にならないよな」
わざわざこうして出向いたというのに、無駄になってしまったら笑えもしない。
そんな事にでもなれば、あたしはとんだピエロだ。間抜けと言っていいかもしれない。
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