40:名無しNIPPER[saga]
2017/12/19(火) 02:11:25.33 ID:Y6n3tT3p0
「だが、全体的に見れば悪くは無い」
「えっ!?」
もう褒めてはくれないだろう、と思ったその矢先。舞い降りてきたのはそんな言葉であった。
不意打ちの様にやってきたその一言に、奈緒は驚いてしまう。
「寧ろ、上出来と言ってもいいだろう。普段のレッスンの成果が十二分に出てたからな」
「あ、いや、その……」
「この調子で、これからも頼む」
そう言ってからTは口角を少しばかり上げ、軽く微笑んだ。
普段から無表情な事が多い為、Tが見せた笑顔はとても珍しく思えてしまう。
というよりも、これが奈緒にとって初めて見るTの笑顔であった。
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