ありす「合同ライブ、ですか?」 杏「うへぇ……」
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6: ◆fuWkWfr/Bc[sage]
2017/10/31(火) 21:08:18.28 ID:vBR8DJ32o
文香「ありすちゃんは、もう柔軟体操を終わらせたところ、ですか?」
ありす「あ、私もまだ来てすぐなので、本格的なものはこれからしようかと……」
文香「それでしたら、一緒にやりませんか」
奏「これからしばらくの間一緒にレッスンするわけだし、お互いのことを知るきっかけにもなると思うの。どうかな?」
ありす「え、っと。お二人が構わないなら、お願いします」
奏「ふふっ、そんなに固くならないでいいわ。さ、始めましょう」
ありす「はいっ」
………
……
…
ありす(そうして始まったレッスンは、私にとって新鮮味に溢れるものでした)
ありす(キリキリと動いて、時間内で最大限の成果を得ようとする。トレーナーさんもレッスンを受ける側も、それをよく理解して、真面目にレッスンをしていました)
ありす(……そう思ってから、これが普通なのだと気づいたとき、少し落ち込んでしまいましたが)
ありす(いつもであれば杏さんが一緒なので、隙あらば休もうとする彼女を起こすことがレッスン中に何度かあったりもするのですが、今日のレッスンでは当然のようにそういった場面はありませんでした)
ありす(うん、そうですよね、これが普通なんですよね)
ありす(自分の中の常識が杏さんによって書き換えられていたことに若干の衝撃を受けつつ着替えをしていると、速水さんに声をかけられました)
奏「ねえ、ありすちゃん。このあと、時間空いてるかしら」
ありす「えっ? はい、何も予定はありませんが……」
奏「文香とカフェに行こうかと思っているのだけれど、一緒にと思って」
ありす「よろしいんですか?」
奏「もちろん。それで、どうかな?」
ありす「はい。大丈夫です」
奏「よかった。もう少し落ち着いたところで話をしたいと思っていたの、私も文香も。それじゃあ、更衣室の前で待っててもらえるかな」
ありす「はい、分かりました」
ありす(私は速水さんのお誘いを受けて、お二人とカフェに行くことになりました)
ありす(なんとなく緊張するのは、杏さんのようなだらけきった雰囲気が無いからなんでしょうね)
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