ありす「合同ライブ、ですか?」 杏「うへぇ……」
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54: ◆fuWkWfr/Bc[sage]
2017/10/31(火) 22:14:35.79 ID:vBR8DJ32o
ありす「……終わっちゃったんですね」
杏「そうだね。長かったような、短かったような」
ありす(ライブは終わりました)
ありす(結果として、ストロベリィ・キャンディのステージでやった私のアドリブは成功に終わりました)
ありす(アドリブによって元のルーティンから大きく逸脱したわけでもなく、逆にそのアドリブが大きな効果を上げたということで、むしろ周囲の人たちからお褒めの言葉をいただくほどでした)
ありす(会場の盛り上がりがすごかったよ。見ててとても楽しかったよ。そのように言われると、どうしようもなく頬が緩んでしまいました)
ありす(それで調子が出たのか、以降のステージは緊張もなく万全のコンディションで臨めました)
ありす(奏さん、文香さんとのユニットも私の全力を出しきることができましたし、)
ありす(そうしてライブは全体的に見ても大成功を収め、万雷の拍手の中幕を閉じたのです)
ありす(……今は私と杏さんの二人で並んで撤収作業を眺めながら、プロデューサーを待っています)
ありす(視線の向こうには先ほどまで自分たちが立っていたステージがあります)
ありす(あれだけ浮世離れして光り輝いていたステージも、今はその面影が残っている程度です)
ありす(まだ信じられないような気持ちで、ふと呟きました)
ありす「なんだか、とても短く感じました。実際には何時間も経っているのに」
杏「ライブはそんなものだよ。やたらと早く時間が感じるの」
ありす「杏さんもそうなんですか?」
杏「まあね。けど体感時間と違って、実際の時間以上に疲労が溜まってるから、ものすごく疲れるよ」
ありす「はい……。すごく疲れてます」
杏「それがライブのいやらしいところだよ」
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