小日向美穂「プロデューサーさんinプロデューサーくん」
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3:名無しNIPPER
2017/10/30(月) 12:26:06.25 ID:jy2g7gfM0
 少し時を遡る。
 前日、普通に残業を終えて普通に終電で帰って、そのまま寝て起きたらなんかこうなっていた。
 
 ……なんで?

 と問うても答える者はいない。
 
 気が付けば、ベッドで美穂に抱かれていた。
 叫びそうになって口が無いことに気付き、次に体が動かないことに気付き、そもそも人の体じゃなくなっていることに気付いた。
 窓からは、穏やかな朝が降り注いでいた。
 目覚まし時計の音が鳴り響いて、美穂がむにゃむにゃしながら目覚めて、こちらの顔を覗き込んだ。

「おはよぉ、ぷろでゅーさーくん……」

 これで自分が一体どうなっているのか把握できたわけだが、できたからといって意味はさっぱりわからない。
 美穂はぬいぐるみの中に俺がいることなど気付いてすらいないようだ。当然だ、伝える術が一つも無い。

 彼女は俺の顔に一度頬ずりして、えいやっと眠気を振り払う。
 そうしてベッドから出て、薄水色のパジャマに手をかけ…………

 目を閉じようとしたのだが、ボタンの目に閉じる瞼のあろうはずもない。


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