鬼姫「わたしの愛は美しいでしょう?」
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38: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2017/10/29(日) 21:36:17.11 ID:hGr+6DsHO

まあいい、俺は終わらせに来た。

愛する男の皮膚で着物を作る異常者、俺をこんな姿にした張本人。

俺は、お前を滅ぼす為に此処へ来た。


鬼姫「……そう。なら、声を返すわ」

鬼姫「悲しいけれど、あなたの意志は固いようだし。最期、なのよね」

屍王「ああ、最期だ。俺が、お前を殺す」


長い間使ってなかった為に上手く声が出なかったが、何とか口にした。

眼前に立つ鬼姫は、心底嬉しそうな顔で、初めて会った日と同じ顔で笑っている。

事実、嬉しいんだろう。

自分の趣味嗜好、歪んだ愛情を、鬼姫は否定しない。 あれは、そういう女だ。


鬼姫「さあ、ちょうだい。あなたの全てを、わたしに魅せて……」



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