鬼姫「わたしの愛は美しいでしょう?」
1- 20
2: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2017/10/29(日) 20:09:27.66 ID:hGr+6DsHO

ただの人間、人間の中の人間。

それとあちらさん、魔族にも国や政治があって、魔王と呼ばれる王様もいる。

そこら辺は人間と変わりない。決定的に違うのは、強い奴が偉いってことだ。


そんで、今現在の魔王。


一番強くて、一番頭の切れる御方が人間と和平を結んでくれたお陰で、世界は随分と平和になった。

人間は、魔族に怯えて暮らすこともなくなったわけだ。

和平が結ばれてから随分経って、今じゃあ魔族領に住む人間もいるくらいだ。

俺も、その一人。

両親と兄弟は人間領で暮らしてる。

俺が魔族領に行くと決めた時、そりゃあ反対されたけど、事情が事情だったんだ。

あまり裕福じゃないし、弟は体が弱いし、色々と大変で金が必要だった。

そんな時、人間領に来ていた魔族の姫様に気に入られ、私の屋敷で働かないかと誘われたわけだ。

庭仕事や掃除、言ってしまえば雑用係みたいなもんだったが、給料はかなり良かった。

俺は反発する両親を説得して、身支度を済ませ、姫様の屋敷で働くことにした。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
55Res/42.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice