鬼姫「わたしの愛は美しいでしょう?」
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17: ◆IULkuZ.Noal.[saga]
2017/10/29(日) 20:50:03.46 ID:hGr+6DsHO

魔王「……魔族かと思ったが、人間だったか」

こんな形だからな、そう思われても仕方ない。っていうか誰だよ、この爺さん。

見てくれは貴族っぽいけど、手酷くやられたのかぼろぼろだ。


魔王「お主、声を奪われておるのか。余程、鬼姫が憎いと見える」


何だこの爺さん、魔族には違いないだろうが、変な感じだ。

確かに鬼姫は憎いが、それをどこから知った。


魔王「その憎悪が、お前を魔族と勘違いさせた原因か。その憎悪、魔力と似ておる」


まさか、俺の心と記憶を読んだのか。

魔族ってのは、平気でそういうことするんだな。

あの鬼姫ですら、そんな真似はしないってのによ。

魔王「………話している時間はない。お主に、鬼姫を倒す力を与えよう」



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