【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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8: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 15:58:44.15 ID:5kjN12kv0
眼が覚めると眼前には綺麗な天井が映っていた。

――ここはどこ?

女性――空母ヲ級――は思考する。
以下略 AAS



9: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 15:59:33.38 ID:5kjN12kv0
「ドウシテ貴方ハ提督ニナッタノ?」

それは素朴な疑問。

提督は、ばつが悪い顔で答える。
以下略 AAS



10: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:00:44.32 ID:5kjN12kv0
ヲ級との対話を終え、部屋を出る提督。すぐ傍の壁には、長門が寄りかかって立っていた。

「…すまない長門。このことは内密に…」

対する長門は平然と言い放つ。
以下略 AAS



11: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:02:09.05 ID:5kjN12kv0
――懐かしい記憶だ。

これが俗に言う走馬燈なるものなのだろう。きっと目を開けば閻魔大王とご対面だ。

さあ、どんな地獄を宛がわれるのか楽しみだ。
以下略 AAS



12: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:03:01.10 ID:5kjN12kv0
「――まず、提督が無理していたのは全員にバレていたよ」

やっぱりか、と提督は落ち込む。あれほど声が震えていたのだから、当然かもしれないが。

「いや、寧ろバレて正解だったさ。もし、貴方自身が出した玉砕命令だと判断したなら、私たちは純粋な深海棲艦になっていたよ」
以下略 AAS



13: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:03:44.51 ID:5kjN12kv0
「なに、単純な推理さ。提督が出すような命令ではなかったからな。脅迫されている、と考えれば、あの行動にも納得がいく」

「態々全滅させるんだ。貴方を殺すための口実作り、といったところだろう」

淡々と進めていく長門。しかしその目は、真っ直ぐに提督を見つめていた。
以下略 AAS



14: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:04:20.38 ID:5kjN12kv0
「私の名前ってそっちだとヲ級なんだ…。私に名前なんか無いんだけどね」

でも憶えてくれてて良かった、と微笑むヲ級。

「まぁ、敵として戦っていた以上、識別する必要があるからな」
以下略 AAS



15: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:05:11.69 ID:5kjN12kv0
対する提督は未だに理解出来ないでいた。

「何で君まで俺を助けようとするんだ!」

――理解は出来ている。だが、納得したくないのだ。
以下略 AAS



16: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:05:56.13 ID:5kjN12kv0
涙は止まり、心は落ち着いた。冷静になった提督は、話を切り出す。

「…俺を助けた理由は分かったよ。だけど、目的が分からないんだ」

「目的は、提督と共に生きることさ。後は貴方の指示に従うだけだ」
以下略 AAS



17: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:06:33.79 ID:5kjN12kv0
「…君が言うことなら、信用するしかないな」

「ありがとう」

解放され、手で顔を隠しながら提督は言う。それに対して、ヲ級は平然と答える。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage]
2017/10/29(日) 16:08:00.62 ID:hly1S63Ro
長門以外の艦にあえないか?


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