【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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◆k5OCMHkyEc
[saga]
2017/12/18(月) 02:38:55.32 ID:DRS0HH9X0
北方棲姫を背負い、鎮守府をしばらく巡り歩く。
鎮守府巡りを終えたところで、北方棲姫は口を開く。
「…私は、今まで遊んだことはなかった」
「守られることはあっても、遊ぶことは無いの。私たちは世界の防衛機構、それが形を、命を持っただけだから」
世界の防衛機構。海を守ることが、それを意味しているのだろう。
「…でも今日、提督と初めて遊んだ。遊びという経験をした」
「人間からすれば、大した遊びじゃないと思う。だけど、それは私にとって大きな意味があるの」
たしかに、普通の人にとっては、おんぶをして適当に歩くことなど、遊びとは言えないだろう。
それでも、彼女にとっては、初めてのことだった。
「ありがとう、提督。遊びは楽しいということを、私は知ることができた」
「楽しいという感情を、理解出来…た気が…する…」
そう言って、寝息を立てる北方棲姫。
肉体的には、子供と変わらないのだろう。
「楽しい…か。俺は何をして、楽しいと感じていたんだろう…」
北方棲姫の言葉を反芻し、提督は記憶を辿る。しかし、思い当たるものが全くない。
精々、読書程度のものだ。
内心虚しく思う提督の傍。の水壁から、港湾棲姫の顔が突然、飛び出して来た。
「…!?」
「ご、ごめんなさい。驚かすつもりじゃなかったの…」
ペコペコ頭を下げる港湾棲姫だが、すぐに顔を上げる。
「あの、その子を渡してくれる?そろそろ戻らないといけないから」
「あ、ああ。こちらこそすまなかった」
背負っていた北方棲姫を抱きかかえ、港湾棲姫に手渡す。
大事そうに抱えた港湾棲姫は、再度頭を下げて海へと消えた。
「…もう夜も更けたな。風呂くらいは済ませなきゃ」
提督は執務室から着替えを持ち出し、風呂へと向かった。
直下に、誰が風呂にいるかor乱入してくるかをオナシャス!センセンシャル!
※クッソ短いですが、今回はこれで終了にさせていただきます。次回は水曜日予定です。先週はホントすみませんでした(ドゲザー)。
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