【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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245: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/12/06(水) 00:07:57.43 ID:0UmsHVeT0
「懐かしいなぁ…。あれから四年…か」

「…普通に考えたら、初対面で罵倒するあたしなひねくれ者、見捨てるはずなのよね」

感傷に浸るように零していく曙。その表情からは、どういう感情なのか読み取れない。

「罵倒には慣れてるよ。殴られるよりはよっぽど楽だし」

提督の発言に目を見開くが、意識を戻して、曙は話を続ける。

「…提督の過去は知らないわ。…だけど、あんたはあたしを見捨てなかった。あんなことを言ったあたしを、一人の人間だと言ってくれた」

「それは確かな、変えようのない一つの事実よ」

「まぁ…。感謝はしてるわ。一応。たぶん他の人も同じよ」

そして、曙は提督の顔を掴む。

「いきなりこんな状況に直面して、どうしても逃げたい時もあると思うわ。その時はそうして構わない」

「あたしも、その時は手伝ってあげる」

提督は、その提案を拒む。

「…それは駄目だ。皆に申し訳が立たない」

「…どうしても、だから。あくまで、最後の手段よ」

「逃げたら、皆から恨まれるでしょうね。だけど、恩があるし…。その時は、一緒にいてあげても…いいわよ…」

語尾が弱くなりながらも言う曙。一回目を背けながらも、視線を戻して再度口を開く。

「それに、何もしないでここで堕落してもいいわ。全員ではないでしょうけれど、受け入れる子もいるはずよ」

――そういう風に出来ているのがあたしたち、だし。

咳払いをして、どうにか押し込める曙。

「コホン!…まぁとにかく、どんな道を選ぶかはクソ提督の自由」

「だけど、選ぶなら後悔しないように、自分の意志で決断すること。いい?」

きっとこれは、彼女なりの励ましだろう。

いつまでもうじうじしてる自分への。

――何度腹を括ってるんだって話だしな。俺も。

腹を括ってばかりで、行動に起こしていない。

そんな自分とはさよならをしなければならない。

それを、そんな簡単なことを自分は出来なかった。

だけど。

――これほど皆に言われて、それが出来ないとしたら、それこそ末代までの笑い者だ。

「…大丈夫だよ、曙。迷惑を掛けたな」

「ふん…。手の掛かる提督の下に就いて大変ったらありゃしないわ」

そう言う曙の顔は少し楽しそうで。

「あはは…。俺も精進しないとな。人間として」

「まぁ、期待しないで待ってるわ。マトモな人間になるところを、ね」

手を振って垂れ幕の外に出る曙。

――別に、逃げてもあたしとしては良かったんだけど。

思わず口から零れた言葉の意味を思い出し、曙は顔を少し赤く染めながら、風呂へと向かった。


アンカニング…ラァァァァァブ!↓1 自由安価にゃしぃ。


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