【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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24: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/10/29(日) 16:49:02.68 ID:5kjN12kv0
十分ほど考えて、ようやく思いついたのが他の艦娘と会うことだ。

だが、まだ長門とヲ級しか見ていない提督としては、他の娘の安否を確認したいのだ。

提督は立ち上がり部屋を出ようとするが、ここがどこなのかすら分からない。

立ち上がった提督を見て、長門とヲ級は部屋を後にする。

その時に長門がアイコンタクトをする。

――貴方に会いたい娘がいるから、待っていてくれ。

提督は首を傾げながらも、了解の意を示す。

椅子に座って、見慣れない天井を見上げる。お世辞にもいい光景とは言えない。

しばらくすると、ドアの付いていない入口から、大きな黄色いリボンが首を出す。

そして、ひょこっと顔を出し、笑顔を浮かべる。

例によって、髪色や瞳の色が変わっていたが、明るい雰囲気から誰かは理解できた。

「司令〜!やっぱり無事だったのね!」

小走りで近寄ってくる陽炎。

その目尻には涙が溜まっており、今にも零れだしそうだった。

「陽炎か…。あの時は済まなかった…」

提督は誠心誠意、深々と頭を下げる。

それを見た陽炎は、提督の頭を掴み、上を向かせた。

「別に私は怒ってないわよ。怒ってるのは…浦風ね。後で顔合わせしてあげなさい」

提督の表情が曇る。普段温厚な浦風が怒っているのだから、よっぽどのことだと思ったからだ。

しかし、浦風もここにいることが分かって内心、安堵していた。


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