【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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216: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/11/26(日) 03:13:05.69 ID:GHupVqMj0
「えっと…。どうして、態々こんなところで水着を?」

「ぽい!」

勢いよく手を挙げる夕立。何か言いたいようだ。

「深海棲艦の人たちも、水着を着てたっぽい!」

確かに、一六年の夏に行われた大規模作戦では、水着を着た深海棲艦がいるという報告があった。

「昔は敵だったけど、今は味方だから。だから、一緒に水着を着たかったっぽい!」

――なるほど、分からん。

一緒にお揃いの恰好をしたかった風なことを言っているのは分かるが、どうして、よりにもよってこんなところで着るのか。

そこが分からなかった。

「…夕立がいいことをしようとしたのは分かったよ。だけど、次からは場所を弁えような」

頭を撫でながら、優しく諭す。こんなことで一々怒鳴りつけるのも馬鹿馬鹿しいし、怒鳴るのは苦手だ。

「えへへ…。気をつけるっぽい」

「ぽい、じゃなくて気をつけてほしいなぁ」

口癖なだけだろうから、ちゃんと今度から守ってくれるはずだが。たぶん、きっと、メイビー。

「…港湾棲姫の腕の爪、外せたんだな」

「いや…これはその…」

妙に歯切れが悪い。後ろめたいことだったのだろうか。

「私たちは、ある程度は肉体を変えられる。過去に、マイナーチェンジ版と戦ったことがあるだろう?」

「…棲姫や水鬼とかのことか…?」

頷く戦艦水鬼。どうやら当たりのようだ。

「その場に合った肉体に変えているだけだ。今の私は、そちらで言う戦艦夏姫だな」

「私は重巡夏姫ね」

そう言いながら、尻尾…腹尾?で甘噛みしながら持ち上げる重巡棲姫。

尻尾持ちの習性の可能性が浮上してきた。痛くはないけどヌメヌメする。あと怖い。

「私は港湾夏姫…って、二人は逃げたの…?」

いつの間にか、残りの二人の深海棲艦が消えていた。

「一人はたぶん引き籠ってゲーム。もう一人は…水底で寝るんじゃないの?」

サラッと言う重巡棲姫。引き籠ってゲームって。ニートじゃあるまいし。

「…俺はもう行くよ。なんかその、ごめん」

そそくさと逃げていく提督の手を、戦艦水鬼は掴んで問う。

「おや、水着を着ている女性がこんなにいるんだ。何か言うことがあるんじゃないか?」

提督は、頬を赤く染めながらそっぽを向き、答える。

「…綺麗だよ、皆。直視出来ないくらいにね」

それを聞いた艦娘、深海棲艦たちは笑みを浮かべる。

「そうかそうか。綺麗…か…。フフッ」

「お、俺はもう行くな!」

手が緩んだ隙に、走って逃げる提督。

後を追うでもなく、皆はただ、余韻に浸っていた。


コミュターイム!(不定期)でザンス。

↓1〜3にコミュりたい艦娘((深海棲艦)を両方合わせて三人まで)と、彼女らとナニするかをオナシャス!センセンシャル!

※今回はこれで終了です。次回予定は日曜日だから今日です。同じ時間に始めると思います。お疲れ様でした!


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