【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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215: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/11/26(日) 02:44:25.33 ID:GHupVqMj0
書類を封筒に戻し、机の引き出しに直す。

「俺はお盆を戻してくるよ。君は自由にしてくれ」

「分かったわ。適当に海でも泳いでくるわね」

体を伸ばして、海に潜る南方棲戦姫。

深海棲艦でも、ストレッチとかは必要なのだろうか。

扉を開け、食堂を目指す。食堂前までは基本的に一本道である。

「もう少し間取りを変えたら、住みやすくなってたと思うんだけどなぁ」

今更何を言おうと、変えることは出来ないが。

「…何やら騒がしいな。お酒でも飲んでる人がいるのか?」

食堂に連なる分岐路に着いたところで、声が聞こえる。

「…夕立と白露の声…かな。あとは…小さくてよく分からないな」

自由奔放な夕立がいるとはいえ、そこまで問題があることはしてないだろう。

そう考えた提督は、食堂に入るために右折する。

「………」

そこには、水着を着た白露、時雨、村雨、夕立、海風が。

更に、ノリノリで水着を着ている戦艦水鬼と空母棲姫、恥ずかしそうに着る港湾棲姫。

諦めたように着る集積地棲姫と、無表情でジュースを啜る重巡棲姫が。

潜水棲姫も水着を着ており、ビーチパラソルを肩に担いでいる。

「…何してるの」

口から出た率直な感想。

あちらからすると、提督がいることが予想外だったようで、夕立と戦艦水鬼、空母棲姫、重巡棲姫以外は慌てふためく。

「てっ提督!あの、僕はその、違うからね!」

「違うって何よ!村雨は…夕立が着たいって言うから仕方なく…」

「ノリノリだったのに酷いっぽい!?」

「…?なぜ恥ずかしいのだ?尻尾付き、分かるか?」

「さあ、分からないわ」

「うぅ…。恥ずかしい…。なんで鎮守府でこんな格好を…」

そして、全員の恰好を認識した提督は後ろを向く。

「おっと、逃げることはないじゃないか。ウブで可愛いなぁ…」

空母棲姫は、提督の首に腕を掛けて引き寄せる。

提督の背中に当たる双丘が、提督の心を削り取る。

「あ…その…。離れてくれると…助かる…」

「…女性経験が無いのか。提督なのに」

「…資格が無いからな。俺には」

中枢棲姫がいたら、速攻で昇竜拳をしてきそうな言葉を呟く提督。

興が削がれた空母棲姫は、提督から離れてセーラー服を着込む。

「…アホらしくなった。食器は片付けておく」

無理矢理手からお盆を取り、厨房へと空母棲姫は消えていった。


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