【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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161: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/11/19(日) 23:40:52.68 ID:ue6ewgWs0
場所は変わって、たった十畳の広さの修練所。

剣を構える天龍と、槍を優しく持つ龍田。

部屋の片隅で、木曾が指を鳴らす。その合図を皮切りに、二人は距離を縮める。

「フッ」

天龍を放つ鋭い右薙ぎを、龍田はクルリ、と回転させた槍で受け止める。

「そぉれ」

同時に、槍を上に投げて肉薄。右の掌底を打ち込むが、上体を反らされて直撃はしなかった。

上体を反らす力を利用して、天龍はサマーソルトキックを仕掛ける。

しかし、龍田が素早くバックステップに転じたため、それも失敗に終わった。

「今日は白なのねぇ」

ようやく落ちてきた槍を掴み、クスクスと笑いながら龍田は言う。

「色を言うな。大したことじゃねえだろ」

「あらら。照れると思ったんだけどなぁ」

「ハッ。戦いの最中に照れてどうすんだ。そんなんで隙を見せるか…よっ!」

先ほどと同じく、天龍は突撃をして右薙ぎを。対する龍田は、槍を振り下ろす。

両手で剣を持ち、槍を往なす。そこに、龍田の回し蹴りが迫る。

「ビンゴ」

天龍は前屈みになり、床に両手を付ける。それを軸に、下から上へと、龍田よりもコンパクトな回し蹴りが入る。

「きゃ!」

シバータ。カポエラの技である。

咄嗟に反応した龍田は、腕をクロスさせて受け止めるが、片足だけでは支えきれず壁へと吹き飛ばされる。

「…俺の勝ち、だな」

「やぁん。負けちゃった」

壁に項垂れる龍田の首に、剣を添える。勝敗はここに決した。

「…次は俺だな」

剣を肩に掛ける木曾と、苦笑いをする天龍。

「いや、今日はもう終いだ。客人のようだぜ」

そう言って入口を見やる天龍に釣られ、二人も入口へと目を向ける。

そして、大きな音を立てて戸が開かれた。

「天龍!少し話せるか!?」

「ああ。まずは提督が落ち着いてから、な」

提督の息が落ち着くまで、天龍たちはしばし、休憩へと入った。


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