【艦これ】提督「クソッタレな世界を」長門「生き残るために抗おう」【安価スレ】
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156: ◆k5OCMHkyEc[saga]
2017/11/19(日) 00:46:18.17 ID:0MW1USSF0
誰もいなくなった執務室を後にして、廊下を歩く。

外には神秘的な光景が広がっているはずだが、人間でしかない提督の目では、僅かに光が差していることしか分からない。

急いでいたとはいえ、先ほど声を掛けてきた金剛を放っておいてしまった。

そのことが申し訳なく思った提督は、金剛を捜しに行く。

一番人が多いであろう食堂に行っても、金剛はいない。

どうしたものかと頭を悩ませる提督。そんな彼に、一人の艦娘が声を掛けた。

「提督さん、そんなとこに突っ立って、何かあったん?」

「浦風か。いや…ちょっと金剛を捜していてな…」

小首を傾げて、下からこちらを覗き見る浦風。

提督の言葉を聞いて、浦風は開いた口を押さえる。

「…どうした?」

「あ、いやぁ…。金剛姉さんなら、風呂に少し前に入ってったんよ」

物騒なことを呟いていたことは、敢えて言わない。

「そうか…。しばらく待たないといけないかな」

「んー…。あ!ちょい待っとって!」

そう言って、小走りで浦風は走っていく。

待つこと数分。手にトランプを持って、浦風は戻って来た。

「待つなら、何か娯楽は必要じゃけんねぇ。うちとしては、おしゃべりしたいんだけど。気を遣わせるのも、どうかと思うてな」

「…お話くらいは大丈夫だけど」

どこか表情の暗い提督を見て、浦風は考え込む。

「うーん…。提督さん。ご飯、ちゃんと食べとる?」

今日は食べた、とだけ返す提督。

その言葉を聞いた浦風は、途端に不機嫌になる。

「…駄目じゃ!じゃけんそんな顔しとったんやね!」

ずいっ、と顔を近づける浦風は鬼気迫って見えた。

「ご飯は元気の源じゃ!ちゃんと食べてちゃんと寝る!そうせんと、何も出来んよ!」

「う…」

タジタジになる提督を見て、浦風の表情は申し訳なさそうになる。

「…まぁ…。昨日は色々あったけえしゃあないし、その前も…うん…。急にごめんね…」

「…ご飯を食べる時間はあったんだ。食べてなかった俺が悪いよ」

「ううん。悪いのはうちらじゃ」

「いや、俺の方だよ」

一進一退にすらならない、責任の押し付け合いならぬ請け負い合い。

そんな茶番も、やがて終わりを迎える。

「Mmm…。紅茶の茶葉が少なくて困るネー。…提督ぅ!?」

軽く上着を羽織っただけの金剛が、食堂へとやって来た。

「あ、金剛姉さんが来たけえ、うちはもう退散するね!」

猛ダッシュで宿舎へと走っていく浦風。ミニスカートなのは気にしていないのか。

「…すまないが前は隠してくれ。あと、少し話がしたいんだけど、時間はあるかな?」

「おOKOK。今からでも大丈夫ですヨー」

小走りで進む金剛の後を、提督はついて行く。


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