佐久間まゆ「凛ちゃん聞いてください! まゆ、プロデューサーさんとキスしました!」
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17: ◆E055cIpaPs
2017/10/29(日) 20:13:56.07 ID:T3zoKt8I0
 みんなが、まゆの名前を呼びながら手を差し伸べてくれています。

 まゆが自分で壊してしまったあの日の陽だまりが、手が届くところにあるのです。

 もう二度と顔向けできないと思っていた、プロデューサーさんと出会うためのステップだったと自分に言い聞かせてまで目を逸らすしかなかったあの日に、今なら帰れるのです。
以下略 AAS



18: ◆E055cIpaPs
2017/10/29(日) 20:16:13.82 ID:T3zoKt8I0
 その瞬間に、まゆは全身に電撃が走り抜けていくのを確かに感じていました。

 それはあの日、初めてプロデューサーさんにお会いした時に体を駆け巡ったものと全く同じもので。

 そしてあの日、初めてプロデューサーさんにお明日時に抱いた気持ちを思い出させてくれるには十分以上の衝撃を持っていて。
以下略 AAS



19: ◆E055cIpaPs
2017/10/29(日) 20:18:57.13 ID:T3zoKt8I0
「みなさん。 もう一度まゆに笑いかけてくれて、ありがとうございました」

 まゆの目線が窓の向こうのプロデューサーさんに向いていることに気付いた編集者さんが、信じられないというような顔をしています。

 「でも、ごめんなさい。 まゆのことはもう、忘れてください」
以下略 AAS



20: ◆E055cIpaPs
2017/10/29(日) 20:20:49.03 ID:T3zoKt8I0
「プロデューサーさん、迎えに来てくれたんですか?」

 喫茶店を出て、きょろきょろと観光に来た人みたいな歩き方をしているプロデューサーさんにまゆは声をかけました。

 これでもう後には引けませんね、などとそれなりに気持ちを込めて呼びかけましたのに、プロデューサーさんは何事も無かったかのようないつもの表情で振り向いて
以下略 AAS



21: ◆E055cIpaPs
2017/10/29(日) 20:21:32.68 ID:T3zoKt8I0
終わりです。
読んでくださった方、ありがとうございました。


22:名無しNIPPER[sage]
2017/10/29(日) 20:49:51.94 ID:sr/3pPHLO
おつ、良かった


23:名無しNIPPER[sage]
2017/10/30(月) 11:32:25.92 ID:3kQe4qZD0
かわいそうなまゆ


24:名無しNIPPER[sage]
2017/11/11(土) 04:24:24.47 ID:bejcmVge0



25:名無しNIPPER[sage]
2017/12/16(土) 15:34:26.02 ID:FlJmKavgo
切ないな
おつ


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