ジャンヌ・ダルク「寝ぼけ眼の貴方と」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/29(日) 00:53:59.75 ID:xEnS6ULnO
「キス」

「……え?」

「キス、してほしいな。僕と」

「キス……ですか……?」

「そう。キス。……今度は、寝ている間に触れられなかったところへ」

「それって……!」


 不安げな色が掻き消えて、代わりに眩しい色へ塗り変わる。

 口調が明るく、表情が眩しく、ジャンヌの様子がぐるりと変わった。


「……あの、マスター」

「?」

「よいのですか? 本当に、そんなお仕置きをいただいてしまっても……」

「もちろん。むしろ受けてほしい」

「……ああ」

「駄目かな?」

「そんなわけありません。拒むはずがありません。当然、お受け致します」

「そっか」

「ええ。……ああ、マスター」

「何かなジャンヌ」

「好きです。やはり私は貴方のことが……好きで好きで大好きで……ええ、誰よりも愛しています……」


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