武内P「絶対にアイドルに手を出したりしませんッ!!」
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3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/10/28(土) 14:43:42.44 ID:qZdx75aV0
志希「これが惚れ薬ってのはウソ。感情をコントロールするために薬を服用したりするのは、トランキライザーや抗鬱薬で知ってるよね? 薬はなんだってそうだけど副作用があって、依存性もあったりする」

志希「例えばSSRIってやつがあるんだけど、アメリカで3000万人以上が服用していて、なんとそのうち30%が性機能障害を経験してるんだよ」

武内P(視界が……ぼやけて)

志希「そこで! 薬を服用することなく感情をコントロールできないかという点に着目してみたんだなー♪」

志希「薬物療法ではなく、催眠療法による脳へのアプローチ手段としてあたしが利用したのは部屋の光彩、キミにだけ向けられた指向性の音、話術、そして匂い」

志希「んっふっふっふ。キミは説明を受けながら、一ノ瀬志希流催眠療法を体験していたのだ!」

志希「あ、催眠療法っていうのは文字通り催眠を用いる心理セラピーの一種で、日本ではほとんど行われていないけどアメリカだとけっこう一般的なんだよ」

武内P(……私の座る場所を指定したのは……一ノ瀬さん。音楽も……ひょっとして私にだけ、聞こえていた?)

志希「ちなみにこの見るからに惚れ薬っぽい、小瓶に水を入れただけのやつはキミの思考をピンク色に誘うための小道具に過ぎないわけだ―♪」

志希「あ、でも効果についての説明はウソじゃないから」

志希「目まいはもう数分もすれば収まるから、それから40〜50分までの間に、キミが最も意識した相手を好きになってしまう。既に結婚している人とか、手を出したら犯罪になっちゃうロリロリちゃんを下手に考えないようにしてねー、バイバーイ♪」

武内P(ま……待ってくださ――)

志希「……」ピタッ

武内P(……?)

志希「……さすがにこのまんま去るのは酷過ぎるかなぁ? キミって相手の良心を突くのがうまいかもね」

志希「キミを幸せにできそうな人に連絡しとくから、そこで大人しくしておいてね。まあ、これでも酷過ぎることに変わりはないけどねー。アデュー♪」

武内P(そういって一ノ瀬さんは今度こそ……立ち去って行ったのでした――)


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