鷺沢文香「とある国語辞典にまつわる思い出」
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15: ◆ROiGFUMIKA[saga]
2017/10/27(金) 00:18:49.70 ID:iRLQJglJ0



「たぶんわかりました」

「え?」

「本と出会って、読んで、それに対応する自作の栞を挟む。ここまでが鷺沢さんにとっての読書なんじゃないですか?」

「そう言われてみれば……」

そんな気がしてきます。

出会う、すなわち、図書館や叔父のお店、それから行く先々の街の書店。

心惹かれる出会いを経て、その書を読み進め、栞を挟む。

私の読書という行為を分解してみると、そのような要素に分けられるようです。

「趣味の欄、埋まりそうですか?」

「ええ、はい。おかげさまで」

「それはよかった」

最初に待ち合わせたときと同じ、満面の笑みでプロデューサーさんはそう言いました。



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