【モバマス】赤いリボン
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8:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 17:55:17.82 ID:asL/AF86O
【佐久間まゆ】

いつしか私は美優さんを姉のように慕っていました。

二人で買い物をしたり、食事をしたり、映画を見に行ったり・・・

Pさんには相談し難いことでも、美優さんになら相談できました。

美優さんも、私が相談したことは決して誰にも話さないでいてくださいました。

それこそ、仲の良い姉妹のように見えたと思います。

Pさんの誕生日には、美優さんと二人でドッキリを仕掛けたりもしたんですよ。

あの時のPさんの顔は、本当に面白かったです♪

本当に、あの頃は幸せでした。

クリスマスも近づき、私はPさんにプレゼントするマフラーを編んでいました。

そこへ、美優さんからメッセージが来ました。

「24日、もしよかったら、3人でパーティをしましょう。」と。

私は即、「いいですね。ご一緒させてください。」と返しました。

そして12月24日。東京ではめずらしく、ホワイト・クリスマスになりそうな程寒い日でした。

私と美優さんはPさんの部屋で食事の用意をしました。

そしてPさんが帰ってきて、3人で食事をし、プレゼント交換をして・・・

幸せそうに笑うPさんと美優さんを見て私は、

「この人なら、Pさんを幸せにしてくれる。」

そう心から思いました。この二人なら、絶対に幸せになれる、と。

楽しい時間は、すぐに過ぎて行き、寮の門限が迫ってきました。

Pさんは私を寮まで送り、その間に美優さんは片づけするために部屋に残りました。

そして、私は寮に帰り・・・・

真っ暗な寒い部屋に戻った時、私の中で、何かが壊れていったのです・・・



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