【モバマス】赤いリボン
1- 20
5:名無しNIPPER
2017/10/26(木) 17:52:15.23 ID:asL/AF86O
【佐久間まゆ】

東京に来てから、私は必死に努力しました。

歌、ダンス、演技、様々な厳しいレッスンを毎日こなしました。

しかし、Pさんが私を見てくださるだけで、私はどんなことも乗り越えていけました。

どんなに辛いレッスンも、彼が声をかけてくれるだけで、幸せに変わりました。

そして、CDデビュー、テレビ出演、ドラマ出演と、どんどん「売れっ子」になりました。

そしてついに、CDがオリコンでトップ10入りを果たしました。

その後、仕事はどんどん増えていきました。

それと同時に、どうしてもPさんには相談し難いことが出てくるようになりました。

そんなある日、私はPさんに告げられました。

「まゆに、会わせたい人がいる。」と。

彼の表情から、嫌な予感はしましたが、私は了解しました。

そして当日、彼が紹介してくださったのは、三船美優さん。彼の婚約者でした。

私は平然を装いましたが、美優さんは気付いていたのでしょう。

彼が席を立った時、美優さんは言いました。

「まゆさん、Pさんのこと、好きですか?」

あぁ、やっぱりこの人は気付いていたんだ。私は素直に頷きました。

「そう・・・でも、私、まゆさんとは友達になりたいな。名前も似ているし。」

なんて甘い人なんでしょう。それとも、それは私など眼中にないということでしょうか。

「そんなことを言っていると、まゆ、Pさんのこと取っちゃいますよ?」

「その時はその時。一人の男のせいで、人生の実りを少なくすることはないわ。」

あぁ、まゆは、今はこの人にかなわない。そう思いました。

そして、少しずつ話をするうちに、私と美優さんは打ち解けていきました。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
23Res/25.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice