43:名無しNIPPER[saga]
2017/10/26(木) 08:00:11.49 ID:jtprKQxnO
梓(それだけじゃない、先輩のオナラの香りの強い印象、口の中に広がる得たいのしれない風味──そして、唇でたしかに感じた、先輩の肛門の感触──あらゆるイメージが、先輩の笑顔に重なる──)
梓(先輩は気付いていないかもしれないけど──昨日、怒り狂った先輩が私の顔にヒップアタックをしたとき──私は先輩のおしりに顔をうずめていたのだ──その時、私はたしかに唇で、先輩の肛門に触れた──)
梓(……世界中の誰にもいえない、先輩にすら怖くて言えない、私だけのとっとき秘密)
梓「……」
梓(先輩の肛門──少しも汚く思えない)
梓(それはきっと──先輩がかつて幼いころ、お姉さんの肛門をしきりに見たがった、その愛情と同じだと思う)
みほ「……梓ちゃん、唇のはしに、ドレッシングがついてるよ」
梓「へぁ?」
みほ「ほら、ここ……」
ぐじ……
梓「あ……えへへ」
みほ「もう……ふふ……」
梓(……先輩もきtっと、私の笑顔に私の肛門を重ねているのだと思う。それくらいに、昨日の出来事は忘れられない──)
梓(先輩と私は、お互いの肛門を感じあい、その後ケンカをし、だけど今は、こうして仲直りをしつつある。他の誰とも経験したことのない特別な記憶──そういったもので、少しずつ私達は結ばれていく)
梓(姉妹の絆は、甘いおかしやや可憐な草花で結ばれるわけじゃない)
梓(それよりもはるかにもっと具体的で共感的なもの──匂い、味、痛み、暖かさ、そして感情──それらを共に積み重ねて、少しづつ少しづつ紡がれていく。だとしたら──)
梓(一月の朝、外は寒いけれど、部屋の中は暖房で暖かく──)
梓「ありがと、みほ」
みほ「いいよ、お姉ちゃん」
梓「……えへへ〜」
みほ「もー……人前ではだめだよ?」
先輩と私は、少しだけ姉妹だった。
ガールズ&パンツァー 〜しりしまい〜
〜完〜
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