【ガルパン】しりしまい
1- 20
33:名無しNIPPER[saga]
2017/10/26(木) 07:54:44.33 ID:jtprKQxnO




 「 ……駄目……! 」





梓「……え?」



 「 やだ、駄目、梓ちゃんは……お姉ちゃんには、ならないで……」



梓「……、は……?」



 「 梓ちゃんはずっと──そのままでいて 」




梓「……!? どういう──」


 


 「 お姉ちゃんになれなくて、お姉ちゃんになりたがる梓ちゃんのままでいてよ…… 」




梓「 ──────!! 」




梓(──一寸先も見えあい暗闇の中──けれど私は、私の感情の火花が散るのを確かに見ました──)

梓(初めには強烈な怒りがあって──少しすると、先輩への憐れみや、理解からくるもどかしさが湧き上がり──そして──何段階かの混沌を経た後、最後の瞬間に微かにまたたいたのは──これは…………母性?)

梓(すべてほんの一瞬の閃光だったはずなのに、コンマに刻まれた時の連なりの中で、それらは次々と発する色を変えていく──)


梓(その輝きに照らされて、先輩の瞳が私を見つめている)


梓(その寂しげな瞳の中に私がいる。まほさんじゃない。そこにいるのは、間違いなく──私──)




梓「──っああっ、もぉぉぉおっ……! いったいなんなんですか!! 」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
51Res/80.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice