31:名無しNIPPER[saga]
2017/10/26(木) 07:53:24.39 ID:jtprKQxnO
梓「っ……ひぃぃ」
梓(……暗いっ、どこから何されるか全然わからないっ──なにこの感覚っ……すごく怖い……! ぞわぞわするぅ……!)
梓「っ、先輩って──ほんっと、先輩って、先輩ぶってるくせにほんとは子供なんだからぁ!」
「 うひ、ひ……。…… 」
「 ………… 」
梓(次はどこから──……、……ぁえ……?)
梓「せん、ぱい?」
「 」
梓(き、急に静かになった)
梓「あ、あの──」
「 ……だめ、かな 」
梓「え……?」
梓(あ、先輩、私のすぐ後ろに、いる)
「 やっぱりもっと先輩らしく──年上らしく──ちゃんと高校生らしくしてないと、……情けなかったかな」
梓「……!」
梓(……しまった、馬鹿──私の馬鹿……)
梓(せっかく先輩が──)
梓「先輩、あの、いいんです。いっぱいいっぱい、はしゃいでください」
梓(幼いころみたいに、はしゃいでくれてたのに……)
「 ごめんね、久しぶりに、梓ちゃんと会えて……楽しくて。この部屋なら……この部屋でだけなら、思いっきりはしゃいでもいいかなって──」
梓「私も楽しいですよ。だからもっと──」
「 ──ううん、いいの。」
梓(……)
「 もう、大丈夫だよ。ありがとう 」
梓「…………」
梓(あぁ、まただ……)
──梓「先輩は、これからも全部、我慢していくんですか。寂しい事も、甘えたい事も」──
──みほ「うん、そうだよ。そうしなきゃいけないと思う」──
梓(どうして──)
梓(どうしてそこまで打ち明けてくれるのに、どうして結局私には甘えてくれないんですか?)
梓(どうして最後には隠してしまうんですか? こんな所につれてきて、おかしなルールを勝手に作っておいて……!)
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